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貼り付けをはじめる前に

永井恵           本間礼子            幸田 照代
貼り方は大きく分けて乾式と湿式の2種類の方法があります。
比較的小さい文字は乾式、大きい文字やシートで貼る場合などは

水貼り(湿式)を行います。
文字の形などにもよりますが、だいたい1文字が10cm~15cm角以下であれば

乾式で貼れます。
1文字が20cm~30cm角を超えるようであれば、水貼りした方が貼りやすくなります。

当社ではご注文の内容に応じて、貼り方用紙をおつけしております。
もし水貼りの貼り方用紙が同封されていた場合は、水貼りがおすすめということです。

貼る文字の種類がいくつかある場合、小さいものから貼って

慣れてから大きいものを貼るといいです。

サイズが大きいものは1人では難しいですので、2人以上での作業が望ましいです。
高い所に貼る場合は、しっかりと足場を固めるなどの準備をしてください。


貼り付けの準備


定規・マスキングテープ・ガムテープ・貼り付け用ヘラ・カッター・ハサミなど用意してください。
水貼りの場合は霧吹き・タオル等も用意します。複数あると効率が上がります。

貼り付ける面をきれいに拭いて、汚れ・ホコリ・油分など十分に落としてください。
残っていると剥がれやすくなります。
ワックスや撥水剤などを塗布してある場合、必ず忘れずにアルコールなどで落としてください。

貼り付け作業 ~乾式編~


準備が整いましたら貼り付けに移ります。1番多い1行を乾式で貼る場合を例にとります。

貼り終わった切り文字のイメージ張り方1

左は完成図です。このように垂直面に

切り文字10cm角程度を、

6文字貼り付ける作業を説明いたします。

見やすいように黒色の貼り付け面に

白色の切り文字としました。

位置決めをします
位置決め

台紙が付いた状態で、

貼り付けたい位置に

テープなどで仮止めします。

定規で測り位置を決めていきます。

位置が決まりましたら

一辺全体に貼ってください。

垂直面に貼る場合は下の辺に貼ると、

誤貼り付きを防げます。

折り返して裏面を出します
切り込みを入れる

上面の仮止めテープを剥がして裏返しにします。

文字サイズが数cm以上の場合は、

イメージのように文字間を切り込んで

1文字ずつばらすと貼り付けが楽になります。
文字を切らないようにご注意ください。

台紙を剥がします
台紙をはがす

台紙を180度折り返すように剥がすと、

切り文字が転写紙に移ります。

文字の形状によっては、切れたり、

伸びてしまうことがありますので、

ゆっくりと確認しながら剥がしてください。

この作業は確認しながら

慎重に剥がしてください。

貼り付けます
貼り付け

仮止めのテープがある方から、

ヘラを使ってシワが入らないように

貼り付けて行きます。

一方の押さえている手は、

貼り終えるまで浮かせたまま

離さないでください。

ヘラはなるべく寝かせて貼るといいです。

繰り返し
全体の貼り付け

1枚ずつ、台紙を剥がして貼り付けを、

繰り返し行います。

転写紙を剥がします
転写紙を剥がす

台紙を剥がした時と同じように、

180度折り返すように剥がしてください。

ゆっくり慎重に確認しながら

剥がしてください。

転写紙にくっついて剥がれるようでしたら、

再度ヘラや指で貼り付けてください。

完成です!
完成

全ての転写紙を剥がし終えたら

完成です!

気泡が残った場合は、

無理に押しだそうとはせず

針でつついて空気を逃がしてください。

冬場は気温が低いので粘着力があがりません。

ドライヤーなどで温めると粘着力が

上がります。
熱くしすぎると縮んでしまいます。

 

貼り付け作業 ~水貼り編~


ここでは水貼りの場合を説明いたします。乾式と共通の部分は省略しています。
小さい文字や小さいパーツがあるものは、水貼りしないでください。
貼り付き力が弱いため、ずれたまま貼り付いたり紛失などの危険性があります。


霧吹きに数滴の台所用洗剤(中性洗剤)を混ぜた物を用意してください。
洗剤分が少なすぎると、水が抜けにくくなりブツブツが出やすくなります。
逆に多すぎると貼り付きが弱くなります。

完成図
完成図

左は完成図です。このように

白いベタのフィルムに「切り文字」という

抜き文字(黒く見える)を

貼り付ける作業を説明いたします。

水貼りの場合はこのように、

貼り付け面積が大きい場合に向いています。

転写紙を剥がす
台紙を剥がす

乾式と同じようにきちんと測って

位置決めをして、

一辺をテープで固定します。


そのあとに台紙を裏返して、

転写紙を剥がします。

台紙が大きいですので、

ゆっくり慎重に180度折り返すように

剥がします。

この作業は慎重に行ってください。

水を吹く
水をまく

貼り付ける面と、フィルムの糊面に、

用意した水を霧吹きで

まんべんなく吹き付けます。

フィルムを置く
乗せていく

フィルムのテープで固定していない一辺の

両端をつかんで折り返し、

たるまない程度に引っ張りながら、

ゆっくりと貼り付け面に

軽く置いてゆきます。

しわを取る
へらで貼り合わせ

テープで固定している辺の方から

反対側へ、

軽く余分な水を抜きます。

ここでは絶対に

強く押し出してはいけません。

軽く押し出したら、

固定していたテープを剥がします。

密着させていく
強く貼り付け

必ず中央から徐々に外側に向かって

押し出していきます。
一気に押し出さずに、

放射状に少しずつ押し出していきます。

貼り付け中
貼り付け中

中央の水分が抜けないうちに、

外側を貼り付けると、

水の通り道を塞いでしまうので、

焦らず中央から放射状に、

貼り付けていってください。

転写紙を剥がす
転写紙を剥がす

貼り付けが終わりましたら

転写紙を剥がします。
和紙の転写紙であれば、

表面を水で濡らすと

剥がしやすくなります。

フイルムが付いてくる場合1日おいて、

フイルムの粘着力が強くなってから

転写紙を剥がすとはがしやすくなります。

針突き
針で穴あけ

どうしても残ってしまった水や空気は、

針で突いてそこから逃がしてやります。
無理に押し出すとシワになるので、

やらないでください。

ゆるいシワならドライヤーで温めて

無くすこともできます。

 

貼り付け後の仕上げ


残った水や空気は針などで突いて穴を開け、そこから空気や水を押し出します。
この時も強く押し出すとシワになりますので、ゆっくり押し出してください。
こまかな空気の残りであれば数日くらいで自然に抜けるので、特に気にする必要はありません。

ゆるいシワはドライヤーであたためて無くすこともできます。
シワが大きい場合は、カッターで切り込みを入れて貼り合わせてごまかしてください。

気温が低い時は貼り付け後にドライヤーなどであたためると、

のりが溶けて貼り付き力が増します。
熱くしすぎにくれぐれもご注意ください。

切り文字の剥がし方


切り文字を剥がす場合の説明です。
のりがしっかりついていたりすると、そう簡単には剥がせません。
そんなときは”シール剥がし”を使います。

シール剥がしはホームセンターや文具店などで販売されています。
効き目が強いものから弱いもの、

スプレータイプや小さいブラシがついたものまでさまざまです。
剥がすフィルムのサイズや貼り付け面の素材などを考慮して選んでください。

使うタイプなどにより貼り付け面の素材を痛めることがあります。
特に効き目が強いものはあらかじめ目立たない箇所などで

テストすることをおすすめいたします。
商品の注意書きもよくお読み下さい。

ある程度剥がれれば、あとは引っ張れば剥がせると思います。
途中でフィルムが切れたりした場合は、何度か繰り返して剥がしてください。
なるべく切れないように、折り返してゆっくり剥がすとうまくいきやすいです。
文字を剥がした後に残ったのりも、シール剥がしをつけて拭き取れば取り除けます。

※完全に貼ってある切り文字を剥がして再利用したい場合ですが、

伸びたり切れたりし、

糊の粘着力も落ちますのであまりおすすめできません。


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